ルートヴィヒスブルク城を出発したバスはギーンゲン(Giengen)に到着しました
ここは有名なドイツのぬいぐるみメーカー、シュタイフ(Steiff)発祥の地です、日本ではテディベアが特に有名ですね、というか私はテディベアしか作っていないのかと思っていました、この地に訪れるまでは
ギーンゲンに来たのは、ここにあるシュタイフ博物館(Steiff Museum)を見学するためです
町の中にもテディベアの像が立っています、後で投稿しますがシュタイフ博物館の周りはクマーだらけです、町中に居たテディベアはよくぬいぐるみで見る座っているタイプではなく立っていました、足も長く肌の質感ももふもふというよりツルッとしてます
ちなみになぜ「テディベア」というかというと、下記の様な由来だそうです
テディベアの名の由来
テディベアの名前の由来は、第26代アメリカ合衆国大統領セオドア・ルーズベルトの有名なエピソードから生まれました
1902年の秋、ルーズベルト大統領は趣味である熊狩りに出掛け、瀕死のクマに出くわしました
しかし大統領は「瀕死の熊を撃つのはスポーツマン精神に反する」として、その熊を撃ちませんでした
このことがワシントンポスト紙に掲載され、それを見たお菓子屋さんが、一体の熊のぬいぐるみを作ました
そのぬいぐるみには、セオドア・ルーズベルトのニックネーム”テディ”をもらって”テディベア”と名付けたのがはじまりと言われています
ということだそうです、ドイツ発祥なのに愛称の由来はアメリカの大統領なのですね
バスが到着したところには歩道に赤いクマの足跡が付いていました、この足跡をたどっていくとシュタイフ博物館に行けるそうです
道路案内の標識にもテディベアの顔が書かれています、言語に頼らない素敵なアイコンです
クマの足跡に誘われて少し歩くとすべてのシュタイフファンの聖地、シュタイフ博物館(Steiff Museum)が見えてきました
シュタイフ博物館の遠景、茶色い円筒形の建物が特徴的です
左にある白い建物は土産物屋です、真ん中にある石はこちらの角度からは見えませんがマルガレーテ・シュタイフの碑になっています
マルガレーテ・シュタイフの碑を正面から撮ったものです
お土産物屋さんの近景、上にぬいぐるみが仲良く並んでいます、真ん中の動物は何だろう?ちなみに店内もぬいぐるみ天国です
シュタイフ博物館(Steiff Museum)見学の前にまず腹ごしらえをします
茶色い円筒形の建物の左側にあるガラスのドアから中に入ります、写真左側のガラス張りのレストランで食事です
今回食事をするビストロ・クノップ(Bistro Knopf)です、でかいクマのコックさんがお出迎えしてくれます
喉が渇いたのでドリンクを買いました
日本ではコカコーラ・ゼロやゼロフリーに押されてなかなか見なくなったダイエットコカコーラです、日本より細身で丈夫なペットボトルに入っています、キャップ下の出っ張り(つば?)も大きい
どうしてこんなに頑丈に作っているのか調べてみると、なんとドイツではこういうペットボトルはそのまま洗って中身を詰めてリサイクルしているのだそうです、日本のように砕いて溶かして再生というのではなく、そのままダイレクトに再生しています
なので再利用に耐えられるように頑丈な作りになっています、店で売っているペットボトルでもよく見ると外装に細かな傷があるものが多いのはリサイクルされたからなのだそうな、そういうのはボトルにMehrwegflasche(リサイクルボトル)と書かれているそう、私は見逃してしまいましたが
ドイツではほとんどの缶・ビンやペットボトルの飲料が容器代をデポジット(Pfand)として上乗せされ販売されていて、ちゃんと所定のリサイクルの場所に返すとデポジットが返却されるシステムだそうです
日本でも大昔にスプライトとかのビンを買った店に持って行くと、何十円かが返ってくるシステムがありましたね、今もあるのかな?ビール瓶なんかはまだその制度が現役ですが
さすがドイツは環境意識が段違いに高いですね
食事はマウルタッシェン(Maultaschen)という料理で、すごく大雑把に言ってしまうと挽肉を小麦粉の生地で包んで茹でた料理です、構造はラビオリっぽくも餃子っぽくもありますがそれよりはるかに大きいです、シュヴァーベン地方の郷土料理
上にかかっているソースはたぶんグレービーソースかと思います、いやデミグラスソースかも?いややっぱりグレービーソースかな自信ないですが
食後のデザートです、アイスクリームにさくらんぼが添えてあってさくらんぼのソースがかかっています、アイスクリームの甘さとソースの甘酸っぱさの組み合わせが美味、あと食後のスイーツにしては結構なボリューム