グアムの水のない川に橋をかけたりトンネルを建造したりする工事を紹介している記事の続きです
皆さん、体にタトゥーを入れるのをどう思いますか?また入れようと思った事はありますか?
最近は東京だと夏場の薄着の時期になるとたまに、普通の見た目の人でも刺青がチラ見えする人がいます、最近の若い人は少しずつ抵抗が無くなって、ファッション感覚で入れている人もいるのでしょうか?
昔の人で刺青というと、反社会的勢力の人たちのモンモンを想起させるのでしょうが、今はタトゥースタジオで入れてもらうタトゥーアートという別種のものと捉えているのかもしれません
グアムにいた頃付き合っていた人たちには体に刺青(タトゥー)を入れている人がたくさんいました、アメリカの文化圏ですので日本人ほどタトゥーに抵抗が無い、というだけではなくグアムの先住民のチャモロ人の文化にも入れ墨を入れる伝統があるのだそうで、それも相まってチャモロ人には特に多い気がします
パリオリンピックでおもしろ日本語タトゥー入れてる選手たちが少し話題になったように、彼らの中には一生ものの体へのお絵描きでもあまりこだわりがない人がたまにいます、大多数の日本人とは感覚が違うんだな、と思います
まあアメリカではプールや公衆浴場に入れなくなるといった日常生活での制約も特に無いですしね、日本ほど抵抗がないのも無理からぬ話です
体にいれるモチーフとしては、聖書の文句、好きな言葉、好きなミュージシャンの歌詞、家族の名前や顔、アニメの絵、意味は特にないかっこいいデザインなどいろいろです
あれもきれいに保つには定期的にメンテナンスで塗り直さないといけないらしいので大変です、年をとると皮膚にハリが無くなりしわが多くなって、あとたぶん皮膚の代謝でタトゥー自身の色が薄くなっていくのでノーメンテの人は年をとってくると色が薄らボケてきて少し厳しいです。
なぜ知っているかというと、グアムで暮らしていた頃、タトゥースタジオに併設されているバーで少し手伝いをしていたことがあるからです
手伝いの内容はといいますとタトゥーを彫りに来た客がリクエストしたデザインを私がインターネットからダウンロードして彫師に渡す、するとお礼にそのバーで晩飯を食べさせてもらえるという寸法です
その頃山ほどタトゥーを見学しましたが、自分で入れる気にはなりませんでした
一番笑ったのが、自動車のフォルクスワーゲンのエンブレムのデザインを彫りに来た観光客の兄ちゃんです、彫った後ご満悦で帰っていきましたが、彼は何を思ってあのデザインにしたのだろう……
話を工事に戻します、今回はリップラップ(riprap)というものを設置します、これは、雨がふって川に水が流れ、トンネルの中を水が流れたときにトンネルの入口まわりの土が削れてしまわないように捨て石という大きな石で補強するものです
まずトンネルの入口まわりの土を整形します
同時にリップラップ用の大きな石を運んできます
大きな石が置けるように土を削っていきます
トンネル入口の整形がおわりました、地面に砕石を敷いてランマーで締め固めています
捨て石を置いていきます、手前の木の棒は捨て石の高さと位置をしめす定規です
水平器を使ってひとつひとつ丁寧に石を置いていきます
捨て石を角から配置していきます
一個一個の石の形を見極めて、隙間ができすぎないように、高さがなるべくフラットになるように捨て石を配置していきます
底面の捨て石がだいたい置けたので、今度は上に積んで行きます
ランマーで石を置く場所を締め固めます
両脇に石垣のように捨て石を積んでいくので、どちらも締め固めます
トンネルの入口の両脇に壁のように石を設置していきます
だんだん高くなってきました
リップラップが組み上がりました!
次回はトンネルの反対側の入口のリップラップを施工します