グアムの水のない川に橋をかけたりトンネルを建造したりする工事を紹介している記事の続きです
「檳榔子」や「檳榔」って知ってますか?ビンロウジやビンロウって読みます、主にチャモロ人がよくたしなんでいることが多いいわゆる嗜好品です
檳榔子は木の実の種子で英語ではビートルナッツ(betel nut)とも言います
台湾なんかでもセクシーな格好をした女の人が道で売ってたりしました、今は禁止になっていますが
グアムでの楽しみ方としてはキンマという葉っぱにライム(石灰の粉)をかけてビンロウを巻いてから歯でカミカミします
生石灰だと唾液と反応して火傷するから、おそらく消石灰なのでしょうが見てくれがエグいです
ナゾの粉をナゾの葉っぱにふりかけて、ナゾの実を巻いて噛むわけです、知らずに初めて見たときは違法な何かかと思って戦慄しました
そして実の成分で歯が真っ赤に染まるという……笑った顔はまさにホラー映画のようでした……
見てくれだけでなく、医学的にも体に超悪いです、まず石灰の粉で歯のエナメル質が削れると思います
それにWikipediaによると
ビンロウジにはアレコリン(arecoline)というアルカロイドが含まれており、タバコのニコチンと同様の作用(興奮、刺激、食欲の抑制など)を引き起こすとされる。石灰はこのアルカロイドをよく抽出するために加える。
ビンロウジには依存性があり、また国際がん研究機関(IARC)はヒトに対して発癌性(主に喉頭ガンの危険性)を示すことを認めている。
だそうです、ガチで良いことなし、百害あって一利なし
工事に話を戻します、前回はコンクリートを打設しました、そして時間が経ってコンクリートが固まって、屋上がきれいな白色になりました
コンクリート表面をコーティングする薬剤をスプレーで噴霧しています
薬剤の噴霧が終わりました
型枠を外しました、黒い箱が白い箱になりました、工事の衝撃やらなんやら荷重がかかりますので内部の型枠や、つっかい棒的なものを外すのは最後にします
トンネルの両脇を埋めるために土を入れます
ランマーという機械で投入した土を締め固めます
トンネルの屋根の近くまで埋まってきました
ちゃんと土に規定の密度が出ているかを機械で計測します
この土の密度試験を盛土の各層で行います
盛土の高さもトンネルの高さを越えようとしています、それでも目標の高さまではまだまだですね、左側の並んでいる石の高さまで盛土をしないといけませんから
次はリップラップ(riprap)というものを施工します、これを日本語で言うと……何でしょう?分からないです